5月の作業帖|「ありがとう」を伝えることも作業である

未分類

こんにちは!管理人のハルです。

2026年からはじめた、日々の作業を記録する「1日1投稿」。5ヶ月目となる5月。半分である6月も近づいてきました。

今回は、5月の投稿の中から一番印象深かった作業をひとつ選び、その作業に込められた意味を振り返ります。

一番印象深かった「ありがとうを伝える」作業

5月の作業を振り返ったとき、今回選んだのはありがとうを伝えるという作業です。

これまでは「看病する」「名前付けをする」「運動する」「予定を調整する」と、日々の暮らしの中で体を動かしたり頭を使ったりする作業を選んできました。今月ははじめて、感情が色濃く混ざった作業を選んでみました。

私にとって「ありがとうを伝える」作業に込められていた意味

今回「ありがとう」を伝えたのは、5月10日の母の日。

自分が母親になってみて、母の日に対する気持ちが変わりました。独身の頃は、”これまで育ててくれたことや日頃への感謝”という感覚が主でしたが、子どもが産まれ育てるようになってからは、母が自分にしてくれていたことの重さを体感できるようになり、これまでの感謝に加え”尊敬”という感情が重なってきた気がします。

どうやってその気持ちを伝えようか、今年はプレゼントとお花を選びました。普段どんなものが好きか、最近何に興味があるか、何がいいか考えながら母のことを思い浮かべる時間。私にとって「ありがとうを伝える」作業は、”相手のことを想う時間”でした。

「ありがとうを伝える」という作業を作業療法の視点から考えてみる

普段、感謝の気持ちを言葉にするのって、照れくさくありませんか?

家族であればあるほど、「ありがとう」がするりと出てこないことがあります。近い存在だからこそ、改まって言葉にするタイミングをつかみにくい。そんな中で、母の日のようなイベントは、普段の感謝を振り返り、言葉にするための「きっかけ」になってくれると感じました。

作業療法の視点から考えると、「ありがとうを伝える」という作業には、大きく分けて2つの方法があります。言葉で直接伝える言語的なコミュニケーションと、手紙を書いたり、プレゼントを渡したり、何か手伝ったりする非言語的なコミュニケーションです。

「作業」というと、手を動かして何かをつくったり、体を使って行うことを思い浮かべやすいかもしれません。でも自分の気持ちを誰かに伝える」ということも、立派なひとつの作業です。しかもその手段は、直接会って話す、電話をする、手紙を書く、メールやメッセージを送る、プレゼントを選ぶ、そっと側にいる……と、実に多様です。スマートフォンやSNSの発展によって、コミュニケーションのツールはさらに広がり続けています。

そして、どの方法が「正解」というわけではありません。言葉で伝えることが得意な人もいれば、言葉よりも行動で示したい人もいる。受け取る側にも、言葉で言ってほしい人と、形あるものをもらうと嬉しい人がいます。大切なのは、伝えたいという気持ちと、相手にとって伝わりやすい方法を考えること、なのかもしれません。

リハビリの現場でも、コミュニケーションの手段を広げることはとても大切にされています。病気や障害によって声が出にくくなったり、手が使いにくくなったりしても、「自分の気持ちを誰かに伝える」という作業は、その人の暮らしの質に深く関わっています。あらためて、「伝える」という作業の豊かさと大切さを感じた5月でした。

自分の気持ちを、自分らしい方法で伝えられますように

あなたは最近、「ありがとう」を誰かに伝えましたか?

言葉でも、行動でも、どんな形でもいい。大切な人への感謝を、自分らしい方法で伝えられる瞬間が、日々の暮らしの中にありますように。

来月も、日々の作業を記録していきます。

▼関連記事
1日1投稿、はじめます。
1月の作業帖「看病する」という作業が教えてくれたこと
2月の作業帖|「名前付けをする」という作業が教えてくれた こどもの成長
3月の作業帖|「運動する」って難しい。作業療法士が自分の暮らしで気づいたこと
4月の作業帖|作業療法士の視点から気づいた、実は高度な「予定調整」という作業

タイトルとURLをコピーしました