はじめまして。

デイリーノート

はじめまして!
作業療法士のハルと申します。

「いまも、いつかも、暮らしやすく」をコンセプトに、作業療法士の視点から”福祉用具や暮らしについて発信したい”という想いから、2022年に「mono LIFE」を立ち上げ、ライターをはじめました。

これからもっと情報発信できる場をつくりたいと思い、この度サイトを開設しました。

まずは自己紹介

1988年兵庫県に生まれ、現在は神奈川県に住んでいます。

2011年に作業療法士の資格を習得し、神奈川県内の病院に就職しました。9年間で回復期、急性期(整形外科中心)、維持期、緩和ケア等、様々な分野で臨床を経験しました。

また学生の頃から、福祉用具や住宅改修など “環境”面に興味があり、京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)建築デザインコースで、勤務の傍ら建築も学びました。

ライターをはじめたのは2022年。
当初は出産を機に退職した後、1年後に再就職する予定だったのですが、なんとちょうど新型コロナウイルスが流行しはじめた時期…。

再就職も出来ずどうしよう…と悩んでいたころ、病院勤務時代に”いつかやりたいな”と思っていたことが頭をちらつきはじめました。それが、「暮らしが想像しやすくてわくわくするIKEAのカタログみたいに、おしゃれな福祉用具のカタログがあればいいのに」ということ。

IKEAのカタログページ
IKEAのカタログってみているとわくわくしませんか?(引用:2021年IKEAカタログ)

そんな小さな妄想を親しい先輩に相談してみたところ、運よく雑誌掲載のお話をいただき、ありがたいことにライターとしての一歩を踏み出すことになりました。

mono LIFEをはじめたきっかけ

この活動をはじめようと思ったきっかけは、「杖なんか使いたくない」という、担当患者さんの一言。
当時の私は、「杖を使えば一人で好きな時に外出できるのに…」と思っていました。

画像:photoAC

今振り返ると、担当患者さんの”退院後も続いていく暮らし”が想像できていませんでした。
退院後に選んだ福祉用具を”毎日”使うことで、その方自身がどう感じるか、家族はどう感じているか、家という生活空間の中で特異な存在になっていないか、そういった時間軸の中で捉えられていなかったのです。

この経験から、機能性だけでなく、「私も使ってみたい」と思えるデザイン性にも優れた福祉用具がないものかと探すようになりました。そして、それを必要な方に届ける方法として、「暮らしがみえる福祉用具のカタログを作りたい」と思うに至りました。

mono LIFEで伝えたいこと

機能性もデザイン性も優れた福祉用具を紹介するのはもちろんですが、それを通して福祉用具が特別なものではなく、”自分の望む暮らしを手助けしてくれるひとつの道具”として、もっと身近な存在になったらいいなと思っています。

杖をはじめ、福祉用具と呼ばれるものは特殊なものです。怪我も病気もしていなければ、普通はその言葉すら知らない方が大半でしょう。

しかし、必要になる”そのとき”は、急にやってきます。

怪我や病気だけでなく、年齢を重ねることでやりづらくなったり出来なくなることは、誰しもが通る道です。

もし元気な今のうちに、生活がちょっと便利になったり、出来ないことを助けてくれたり、安全にしてくれる道具を知っていたら。
頭の片隅に、いつか役に立つかもしれない知識として持っておけば。
いざ必要になったときの心理的な負担を軽くすることにもつながると思うのです。

mono LIFEを通じて、”いまも、いつかも、暮らしやすく”なるための情報を少しずつ貯めていくことができるといいなと思いながら、これから書き連ねたいと思います。

よろしくお願いします。

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